デッキ解説。

2004年12月23日
突然ですが最近ずっと調整続けてる青白緑コントロール(俗に言うヤソコン)について。各地の大会でそこそこ成績残してたりするものの何故勝ちきれていないのか?という事も考えていきます。尚、あんまり鋭いツッコミはご容赦下さい;

★カウンター
・マナ漏出
・卑下
・邪魔
・巻き直し

とりあえず基本はパーミッションなので必須です。一般的にはマナ漏出、卑下を合計で6〜8枚、邪魔、巻き直しを合計で2〜4枚位でしょうか。ランデス相手には軽いカウンターが必須ですがトロン相手には確定カウンターが無ければ話になりません。対親和では撃っている暇が無いのでほとんどサイドアウトされます。

★ドロースペル
・けちな贈り物
・知識の渇望
・風見の本殿

けちな贈り物はドローよりもサーチカードとして機能します。序盤にこれで土地4枚選択してマナベースを安定させたりも。様々な使い方ができるのですが4マナと重く、2〜3枚で定着しています。
知識の渇望は現環境で仕様するに値する数少ないインスタントのドロースペルでしょう。アーティファクトをそこそこ積んでいるデッキにとっては1マナ軽い霊感。
風見の本殿は最もアドバンテージが取れますがその分隙も大きく、多くのプレイヤーはこれを選択肢から外しています。正直親和相手にはどれも序盤に撃ってる暇はありません。

★除去
・神の怒り
・残響する真実
・肉体の奪取
・酸化

神の怒りはだいたいの青白緑コントロールで四枚使われています。主に親和に対して効きますがクリーチャーの入っていないデッキは現環境でベビーシッター程度しか存在しないので無駄になる事はほとんど有りません。
残響する真実は土地以外何でも除去れる代わりにまた出されてしまいます。ポンザ相手に序盤のスリスを除去れる数少ないカードです。また、永遠の証人とのシナジーはなかなかのものです。
肉体の奪取は黒の濃いヤソコンでよく使われています。黒障以外は大抵除去れるので事実上、1マナ重くなった代わりに赤の要らなくなった終止です。序盤の炎歩スリス、鼠の短牙を除去る目的で使うなら残響する真実よりもこちらでしょう。
酸化はメインから親和に対して耐性を持たせる時に用います。正直、メインに機械の行進を1枚積んだ程度では親和には勝てません。ポンザ相手にちらつき蛾や金属モックスを除去って速度を緩和する、等の使い道も有ります。

★シルバーバレット
・頭蓋の摘出
・機械の行進
・因果応報
・赤の防御円
・聖なる場

頭蓋の摘出はトロン、機械の行進は親和、因果応報はデスクラウド、赤の防御円、聖なる場はポンザに効きます。また、聖なる場は蛇足ながらこのデッキにとって致命的なトロンのキキジキ+タイタンの痛手を緩和してくれます。メタに合わせてこの中から数種類を1枚ずつメインに積みましょう。

★墓地回収
・永遠の証人
・全ての太陽の夜明け

けちな贈り物+これでシルバーバレットを持ってきます。また、普通にアドバンテージを取る事が可能な素晴らしいカードです。まずこれらが無いと話になりません。証人3〜4枚、夜明け1〜2枚が基本です。

★マナブースト
・桜族の長老
・木霊の手の内
・旅人のガラクタ

桜族の長老はチャンプブロッカー兼マナ加速と素晴らしい活躍ができ、今更説明する必要も無いでしょう。
木霊の手の内はダブルシンボルの多いこのデッキではかなりの色事故を防いでくれます。もちろんその前に緑マナが無ければ話になりませんが。
旅人のガラクタは緑マナ無しでも起動可能なマナブーストです。問題はタップインランドの多いこのデッキだと1ターン目に置ける確率がかなり低いという事でしょう。2ターン目はカウンターの準備をしたいので自動的に出すのは3ターン目になります。知識の渇望の捨て要員にもなるので強いのですが・・・

★フィニッシャー
・粗野な覚醒
・メロク

一般的なレシピでは粗野な覚醒が一枚使用されています。実際、この枚数で困る事は滅多に有りません。
メロクはたまに使用されているレシピが有りますが後述の減衰のマトリックスとの相性が悪いのでフィニッシャーを増やしたい場合は京河、陽星等をオススメします。

★その他
・減衰のマトリックス
・師範の占い独楽
・原野の脈動
・浄化の本殿

減衰のマトリックスは今のスタン環境、大抵のデッキに効く上に自分には全く被害が有りません。二枚目以降は知識の渇望の捨て要員になります。
師範の占い独楽はドローサポートです。こちらも知識の渇望との相性が良いですがマトリックスと共存できないので両方使われる事は無いでしょう。
原野の脈動、浄化の本殿はライフゲイン。本殿は青本殿と組み合わせるとものすごいアドバンテージが取れますが動きが大振りになってしまいます。

このデッキは現環境のメタを踏まえて作られたデッキで、理論上大抵のデッキ相手には有利に戦うことができます。しかし、多くのトーナメントで良い成績を残している訳ではなく親和やトロンのように勝ち組としては認識されていません。原因はそのプレイングの難しさとデッキが丸すぎる事にあると思います。親和が環境最強の矛と考えればこのデッキはさしずめ盾でしょうか。自分はこのタイプのデッキが好きなのでもうしばらく研究を続けたいと思います。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。駄文失礼;

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